ライフスタイル・ライフステージ
住宅の設計をする時に自分たちの生活スタイル
いわゆるライフステージを加味することは当然です
・洗濯はいつするのか?どこで干すのか?
・帰ってきたらまずは手と顔を洗うのか?
・食事は一人で作るのか?家族と一緒に作るのか?
などなど、多岐にわたります
同居する家族を想定し各々の行動パターンによって使いやすい動線を考えていきます。私がいつもお施主様にプランをご提示した後
「各々、紙面上で1週間の生活シミュレーションしてみてください」とご提案します
ご主人、奥様、お子様、ご両親
それぞれの立場で起きてから寝るまでをプランの紙面上でイメージしていただきます
そうすると「ここは使いやすい」「これは使いにくい」「もっとこうしたい」などの意見が
見えてきて今まで気付かなかった要望が出る事でしょう
そういった要望と混同しがちなのが、将来への備えです
・両親と同居することになるかもしれない
・車イス生活になるかもしれない
など様々な事が想定され、それを設計に取り来ようと考えますが・・・
今のこの時点で全てを取り入れることは困難かと思います
これはライフステージといって、5年後・10年後などを想定します
しかしながら30年後・さらにその先までは誰も想定しきれません。
面積が大きくなりすぎたり、設備過多になってしまったり・・・
費用面でかなりの負担が大きくなり現実的ではありません
ではどうしたらいいのか?
私はいつも20年後ぐらいまでを想定してはいかがですか?とお話しします
これは大体、お子様がひとり立ちされている頃で、一番想定しやすいと思っています