内に?外に?
建物の計画をする時に、常に思う事
「内に開くの?」
「外に開くの?」
LDKや居室をどちらの方向に向けるか?
大きな窓をどちらに向けて設置するのか?
郊外で周りからの視線が全く気にならないような環境でしたら迷わず外に開くでしょう。
ですが、街中の土地だったら・・・?
大きな窓を開けた先がお隣さんの大きな窓で「コンニチワ」なんて気まずいですよね?
建物を設計する時は必ず現地を見ます。
そこから何が見えるのか?何が見えないのか?をチェックします。
隣地建物との距離に少しでも間があり景色が開けそうな場所があるか?
日差しを遮る建物があるか?
もし景観・日差し的に希望が持てない場合は中庭などを考えます。
日差しを得るためであれば吹抜を取り入れたりします。
ただ、中庭タイプの建築は周囲に対して閉鎖的な印象になってしまうので注意が必要です。
逆に、土地が高台にあったり、隣接する建物が少ない時は迷わずに外部に向けて開けます。
大きな窓を開け、たっぷりと景色と日差しを取り込みます。
開放感あるこの建物の場合に注意すべきはプライバシーです。
どこからでも見えてしまう可能性が高いので、ただ大きな窓を付ければ良いという事ではないんです。
もちろんお施主様のご要望により変化しますが、プロならではの提案を聞いてみてはいかがでしょうか?