家事動線
家の設計をする時に避けては通れない「家事動線」
日常生活において大半を占める炊事・洗濯・掃除
これをいかに効率的にこなすかが毎日の課題でもあるでしょう。
しかしこの「家事動線」
まさに十人十色で家事をやられる方の想いで随分と違います。
・洗濯機は夜中に回すので干す場所に近い方が良い
・朝の調理の合間に洗濯をするのでキッチンに近い方が良い
・2階に干して、乾いたらそのままWIC(ウォークインクローゼット)に片づけたい
・洗濯を干すのは1階だからファミリークロークを1Fに設けたい
・リビングの近くにすぐ取り出せるように掃除機置場が欲しい
などなど、挙げはじめたらきりがありません。
私は家事をひと通り手伝います。
ご飯もつくりますし、掃除もします。
洗濯物は干すのもたたむのも好きではありませんが、一応できます。
なので、家事をやられるかたの気持ちは充分にわかるつもりです。
ですのでファーストプランを作成する前のヒアリングでは必ず、「どこで干しますか?」
「どこに片づけますか?」「洗濯機はいつ回しますか?」「買い物はどれぐらいの頻度でいかれますか?」などと質問をさせていただきます。
買い物の頻度はパントリーの設置の有無や大きさに関係しますし、その他はキッチンや洗面脱衣の位置関係に関係します。
最近の洗濯機は洗浄から脱水、さらには乾燥まで自動で行われるものが多くありますので
小1時間ぐらいはそばにいなくても大丈夫ですので、キッチンの近くに洗面脱衣は無くて良いのかもしれませんね。
ライフスタイルによって大きく影響を受ける家事。
しかしライフステージによっても大きな影響を受けます。
ライフスタイル?ライフステージ?この話はまた今度にて。